じゃがいもについて

じゃがいもについてご紹介します。
ジャガイモ(英名:potato、学名:Solanum tuberosum L.)は、世界で最も多く栽培されている野菜で、南米アンデス山脈の高地が原産です。歴史的に16世紀、スペイン人によりヨーロッパにもたらされたのですが、南米アンデス山脈の高地では繁栄したインカ帝国を支えた食料だったのです。しかも、昔には芽が出たものを食べたことで毒にあたったために「悪魔の植物」ともよばれるほどです。また、涼しい土地でも栽培が可能であったためアイルランドではよく栽培され、じゃがいものおかげで人口が2倍にも増えたという話もあります。日本にはオランダ人によってジャワのジャガタラからもってきたのが始まりです。


地下の茎の部分(塊茎)を食用にするじゃがいもはナス科の植物なのでカリウムを多く含み加熱調理して食べられます。栄養としてはじゃがいもはでんぷんを豊富に含んでいますが、ビタミンCやビタミンB1・食物繊維・カリウムを豊富に含み、カロリーも比較的低いので、これらの栄養素の補給には欠かせない食材となります。じゃがいもを切ったあとの包丁をそのままにしておくと、白くでんぷんがつきますよね。よく小学校の理科の授業などで実験したりしていたので皆さんもご存知ではないでしょうか。

時期的には5月から6月に出回る新じゃがと、11月から2月ころに出回る冬物があります。また、比較的に保存がきく食材ですが、発芽する可能性もあるためなるべく涼しい場所での保管が望まれます。
発芽した際の芽や緑化した塊茎には毒性成分ポテトグリコアルカロイド(ソラニンなど)が多く含まれ中毒の元になっています。

ジャガイモの概要
分類:ナス科 ナス属
栄養 :ビタミンCの含有量が多く加熱しても壊れにくい。
ビタミン:B1、カリウム、ナイアシンなど
旬:9月~5月